高分子天然ガス圧接継手 エコスピード工法
天然ガス圧接とは、従来のアセチレンガスによるガス圧接に替わり、クリーンな天然ガスを使用した新しいガス圧接工法です。
環境にやさしく、手動操作が可能な鉄筋ガス圧接工法
高分子天然ガス圧接継手「エコスピード工法」は、従来の還元炎を用いたガス圧接に替わり、高分子還元剤「PSリング」を用いる新しいガス圧接工法です。天然ガスの使用により環境負荷の低減を図れるうえ、圧接作業の信頼性が向上します。
特徴1PSリングによる酸化防止
圧接前の鉄筋端面間にPSリングを挟み込み、加熱により発生する分解ガスで酸化を防止します。
特徴21環境に優しい天然ガスによりCO2排出量60%削減。エネルギー使用量50%削減。
ポリエチレンは化学式C6H5C2H3で表される芳香族炭化水素です。
炭素と水素で構成され特殊な元素を含みませんので燃焼時に有害なガスは発生しません。
又、食器容器・電気製品など幅広い用途に使用され、科学的に安定で無害です。
特徴4外観形状建築基準法に準拠
エコスピード工法の外観形状
ふくらみ径D…1.6d以上
ふくらみ長さ?…1.2d以上
特徴5還元炎を必要としないため操作は手動で、全行程標準炎で加熱
エコスピード工法の鉄筋の接合について
高分子天然ガス圧接継手「エコスピード工法」は、従来のガス圧接の還元炎に替わり、ポリスチレンと鋼製リングで構成されるPSリングを用いて圧接を行います。ポリスチレンは、加熱により分解し、還元性ガスを発生します。この分解ガスを鋼製リング内に留める事により鉄筋端面の酸化を防止します。
還元炎を用いる場合は火災の還元力の相違や風雨、作業姿勢、作業ミスによる鉄筋端面からの火災の外れなどにより圧接性能を損なうことがあります。PSリングはこれらの問題を解決した工法です。
圧接断面金属組織観察写真